水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

通販などで販売されアロマテラピーに利用される精油(エッセシャルオイル)とは大量の植物から抽出された芳香成分のエッセンスのことです。

 

「植物の花のつぼみ、枝葉、果皮、樹皮」などから、採油され芳香成分を凝縮したのが精油(エッセシャルアロマオイル)です。

 

現在、原料となる芳香植物は、3000種類ほど存在しています。

 

その中で精油として加工できる植物はわずか200種類しか存在しないと言われています。

 

 

精油(エッセンシャルアロマオイル)の3つの抽出方法

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方一般的に1滴の精油を生成するのに大量の芳香植物を有しています。

 

しかし、ほんのわずかな精油を生成するのにも一苦労です。

 

私たちが普段から楽しんでいるアロマテラピーにはそういった苦労の上で成り立っています。

 

例えば「ラベンダー」の精油(エッセシャルオイル)を生成したとします。

 

1000kgの植物からラベンダーでは10~30kg、ローズだと100g~300g程度しか生成することができません。

 

さらに芳香植物に合わせて、下記のように抽出方法も異なってきます。

抽出方法その①

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

「水蒸気蒸留(じょうりゅう)法」

蒸留釜に原料となる芳香植物を入れ、下から蒸気を通します。

 

この蒸気の熱によって「花・ハーブ・樹木・樹脂」などの揮発成分が水とともに水蒸気にとなります。

 

これを冷却することで、上澄みにアロマオイル、その下には精油を少し含んだ(芳香蒸留水=フローラルウォーター)が作られています。

 

これが、現在、精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)を生成していく上で、もっとも広く使われている抽出方法だと言えます。

 

抽出方法その②

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

「圧搾法(あっさく法)」

レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモットなど、柑橘系の果皮を器具で潰します。

 

それにより、精油を得るという「水蒸気蒸留法」や「溶剤抽出法(アブソリュート)」に比べると比較的に簡易的な方法と言われています。

 

この場合は「エッセンス」といい、厳密にいうと「エッセンシャルオイル」とは違います。

 

ですがアロマテラピーなどで一般的に広く精油として扱われております。

 

また、柑橘系の香りは通販で販売されている精油(エッセンシャルオイル)の中でも人気の香りでもあります。

 

抽出方法その③

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

「溶剤抽出法(アブソリュート法)」

アルコールなどの有機溶剤に原料の芳香植物を漬け込み、これを低温で揮発させるという方法です。

 

揮発させた後は、軟膏状の固形物が残り、それに再びアルコールなどの有機溶剤を加えて溶かし、さらに揮発させて精油を作り出します。

 

精油(エッセンシャルオイル)を利用した芳香浴(アロマテラピー)の中でも1、2を争うほどの人気の香りです。

 

その中でも特に人気の精油である「ローズレッド、ローズピンク、ダマスクローズ、ジャスミン、ネロリ」などのフローラルで微妙な花の香りを抽出するのにつかわれる方法です。

 

ちなみにこの方法で得た精油は「アブソリュード」とも呼ばれています。

 

 

 

 

家庭で簡単にできる精油(エッセンシャルアロマオイル)の作り方

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方
精油はアロマテラピーとしてだけでなく、ボディオイルや化粧水としても利用できます。

 

しかし、ただ沸騰させて水蒸気蒸留法を用いれば良いとも限りません。

 

自宅で圧搾法や水蒸気蒸留を用いるのは器具の準部もいりますし、困難でもあります。

 

下記のような手順と方法で自宅でも簡単に精油を作ることが出来ます。

「ハーブオイルとして利用する場合」

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

手順①

煮沸消毒させた耐熱専用のガラス瓶にオイルと好みのハーブを入れ、ハーブとオイルをよく掻き混ぜてから、湯煎にかけて弱火で温めていきます。

 

手順②

弱火~中火にして、30分~1時間30分程度でいいので、湯煎にかけます。

このときに注意点として、「鍋のお湯がなくならないように気を付ける必要があります。

 

手順③

コンロの火を止めてから、湯煎していたお湯から出さずにそのまま3時間以上は必ず放置する。

 

手順④

ガラス瓶をお湯から抽出して、常温で3日~5日程度の間は放置しておく。

また、冷蔵庫に保管して放置するのも可能です。

 

手順⑤

オイルにハーブの香りが移ったことを確認したらオイルを濾してハーブを取り除きます。

 

「濃い目にハーブの成分を抽出する場合」

水蒸気蒸留法や圧搾法など「精油の抽出方法」や家庭での簡単な作り方

ラベンダーやローズ、レモングラスなどはハーブティーとしても利用されています。

また、成分を濃く抽出してから、精油やチンキとしても利用している人がいます。

基本的にハーブティーと同じような要領で、精油を自宅で簡単に作ります。

手順①

「ハーブ、精製水(なければ天然水)、無水エタノールもしくはアルコール」を準備する。

 

 手順②

鍋を用意して、天然水もしくは精製水とお好みのハーブを入れて、弱火で20分~30分じっくりと煮込む。

このとき、鍋の中に水分がなくならないように、蓋などを利用すると有効です。

 

手順③

じっくりと煮込んだら、液体だけを耐熱性の小瓶に移し替えて、防腐剤としてアルコールもしくは無水エタノールを5滴~10滴ほど混ぜる。

これは、使用する小瓶の大きさにもよるのですが、小瓶に対して1:9もしくは2:8程度の比率が好ましい。

 

備考について

この自宅できる簡単な精油の作り方は、アロマテラピーだけでなく、化粧水やボディローションとしても利用可能です。

 

また、肌に利用するさいに、保湿力が足りない場合は、グリセリンやヒアルロン酸を加えると効果的です。

 

しかし、人によってはハーブやアルコール、エタノールに対するアレルギー症状が出る場合もあります。

 

特にアルコールやエタノールに対するパッチテストは必要です。

 

また、使用期間としては、防腐剤(アルコールもしくは無水エタノール)を利用した場合は1ヵ月以内です。

 

使用していない場合は1週間以内に使いきりましょう。

 

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です